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「夏の高校野球」が開幕しました。視覚障害者の間でも、野球は人気スポーツの一つです。目が不自由でも楽しめるよう工夫された野球を、「グランドソフトボール」と言います。
守備は10人と通常の野球より1人多く、全盲の人を少なくとも4人含めるのがルールです。弱視の人でも見やすいように大きいハンドボールを使い、全盲選手はボールが地面を転がる音を頼りに打ったり守ったりします。全盲プレーヤーの西村秀樹さん(57)は、醍醐味(だいごみ)について「バットで球を打った時の振動が新鮮です」と話します。
毎年夏、「盲学校の甲子園」と位置づけられる大きな大会があります。生徒数の減少などでチームの維持が難しくなり、グランドソフトボールは3年前に実施されなくなり、今は、フロアバレーボールに種目を変えて、大会は続いています。フロアバレーは6人制で、一般のバレーと同じ大きさのコートを使います。一般のバレーと類似点も多いですが、ボールはネットの下をくぐらせます。
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