ゲートボールで全身汗だくの体をシャワーで洗い流し、爽快な気分で服を着る。紺地に白の茎と葉、赤い花模様のブラウスとスカート。もう少し顔が若かったら映えるのにな、と苦笑しつつ、「まあ、いいか」。
二十歳すぎに作った浴衣。2回着ただけで、結婚してからは一度も日の目を見ないまま、タンスの底に眠っていた。雨でゲートボールの中止が続いたとき、思い切って解き、洋服に仕立て直した。紺地のため、解くのも縫うのも見づらくて難儀したが、1人暮らしの家の中だけで着るのだから、多少の不出来には…
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