クマタカ

営巣放棄 大川原高原付近「2つがい」、「風車が原因」姿消す 野鳥の会県支部、発電所稼働直後 /徳島

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大川原ウインドファーム近くで営巣していたクマタカのペアがひなを育てる様子。頭部の白い右の個体がひな。現在は営巣が見られなくなった=1979年7月1日撮影、日本野鳥の会徳島県支部提供
大川原ウインドファーム近くで営巣していたクマタカのペアがひなを育てる様子。頭部の白い右の個体がひな。現在は営巣が見られなくなった=1979年7月1日撮影、日本野鳥の会徳島県支部提供

 大川原高原(佐那河内村)近くで少なくとも30年以上、毎年営巣していた絶滅危惧種のクマタカが2011年以降、姿を消したことが8日、日本野鳥の会県支部(三宅武支部長)への取材で分かった。営巣放棄したとみられる。近くには、「大川原ウインドファーム」(佐那河内村)が運営する風力発電所の風車15基があるが、営巣地との距離は約1キロで、09年稼働の時期と合わせ近接しており、県支部は「風車が原因」と指摘している。【松山文音】

 県支部によると、クマタカは環境省のレッドデータブックの絶滅危惧1Bに指定されており、県内での生息数は60羽にも満たないという。営巣地への執着心は強いが、他の鳥類に比べて人や人工物に敏感なため、一度営巣地を離れてしまうと戻ってくる可能性は低いとされる。

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