
小型無人機「ドローン」の進歩がめざましい。安価になって利用者が急増。輸送手段としての実験、開発も進む。一方で、落下事故や規則違反もあり、6月に閉会した国会で「改正ドローン規制法」が成立した。東京五輪などに備えた措置だが、防衛施設周辺の禁止も含まれ、「知る権利の侵害」の声も。賢いドローンの使い方は。
テロ防止へ最小限必要 猪口邦子・参議院議員
自民党の担当部会長として今回の「改正ドローン規制法」を取りまとめた。ドローンを使ったテロ対策として飛行禁止対象を防衛施設などに拡大したが、一方でドローンの普及・活用の拡大や促進との調和も図っており、規制は必要最小限とした。あらゆる面で日本がドローンの活用先進国になることを目指した法律だ。
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