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第79期名人戦

現在棋界最多の3冠を誇る渡辺明名人に挑むのは誰か?第79期名人戦と順位戦を特集します。

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第78期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-羽生善治九段 第7局の2

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慎重な歩み

 研究の範囲内なのか、三浦の指し手は早い。ノータイムで横歩を取り、1歩を稼ぐ。[後]4二玉は当然の受けで、放っておくと[先]2二角成[後]同銀[先]3二飛成で将棋が終わってしまう。羽生が少考を重ねる。[後]6四銀の局面での消費時間は三浦が44分に対して、羽生は2時間17分と大きな差がついた。三浦は14分の考慮でじっと飛車を引き揚げてから[先]2四歩。次に[先]3二飛成[後]同玉[先]2三金の強襲があるため、[後]8八角成は「仕方ない」と羽生。[後]2二歩と受けて陣形はへこまされたものの、局面の流れは緊迫から一転、穏やかになった。

 三浦は上着を脱ぎ、セーターを着こむ。この日の最高気温は28度と蒸し暑く、対局室には冷房が利いている。決して寒すぎるということはないが、盤側の紙袋にひざ掛けの用意もあり、寒がりの三浦の用意周到ぶりがうかがえる。

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