飛鳥京跡苑池

天皇みそぎの場か 「観賞用」見方覆す

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飛鳥京跡苑池・北池で見つかった流水施設の遺構(写真上が北の方角)。湧水点と溝の周囲に石敷きが広がっているのが分かる=奈良県明日香村で2019年8月8日、本社ヘリから
飛鳥京跡苑池・北池で見つかった流水施設の遺構(写真上が北の方角)。湧水点と溝の周囲に石敷きが広がっているのが分かる=奈良県明日香村で2019年8月8日、本社ヘリから

 「石と水の都」とも形容される飛鳥京跡(奈良県明日香村)にある苑池(えんち)から湧き水を流し、石敷きが広がる空間が現れた。観賞用とみられてきた苑池で何らかの儀式が執り行われた可能性が高まり、専門家からは「予想外」と驚きの声も上がる。

 辰巳和弘・元同志社大教授(古代学)は、今回見つかった溝の途中にある枡(ます)の底部の石がへこんでいたことに着目し、「中に入って体に水をかけ、みそぎをした。汚れた水は溝を伝って排水された」と推測。また、猪熊兼勝・京都橘大名誉教授(考古学)は「身を清めるみそぎの場だった」と考…

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