ザトウクジラの親子連れ、八丈島で確認 繁殖域拡大の可能性

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八丈島周辺で、背中からのジャンプで海上に現れた子どものザトウクジラ。アゴに付いたフジツボの状態から、生後1カ月以上たっているとみられるという=東京都八丈町・東京海洋大提供
八丈島周辺で、背中からのジャンプで海上に現れた子どものザトウクジラ。アゴに付いたフジツボの状態から、生後1カ月以上たっているとみられるという=東京都八丈町・東京海洋大提供

 八丈島(東京都八丈町)周辺で近年、冬から春にかけて目撃されるようになったザトウクジラについて、今季(昨冬~今春)初めて親子連れが確認された。調査した東京海洋大などの研究チームによると、ザトウクジラは繁殖のため冬から春にかけて北の海から南下する。水温などから八丈島の海域はこれまで繁殖に適さないとされていたが、繁殖域そのものが広がっている可能性があるという。

 ザトウクジラは太平洋での来遊が増えている大型のクジラで、北半球での主な繁殖海域は北緯およそ15~30度とされていた。日本近海では北緯27度の小笠原諸島や同28度の奄美大島、同26度の沖縄列島が該当している。一方、2015年度からクジラの目撃情報が増えた八丈島は北緯33度で、水温などから繁殖は難しいと考えられていた。

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