「まぶた腫れた」まつ毛美容液で健康被害相次ぐ

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国民生活センターの調査で、表示に問題があったまつ毛美容液。下段が「医薬部外品」と表示され、上段が化粧品で認められていない育毛効果をうたった製品=東京都港区で2019年8月8日午後1時11分、岡礼子撮影
国民生活センターの調査で、表示に問題があったまつ毛美容液。下段が「医薬部外品」と表示され、上段が化粧品で認められていない育毛効果をうたった製品=東京都港区で2019年8月8日午後1時11分、岡礼子撮影

 インターネット上などで売られている「まつ毛用美容液」で、「まぶたが腫れた」などという相談が相次いでいる。国民生活センターによると、健康被害を受けたという相談が昨年4月~今年3月に計281件寄せられ、前年度の70件から急増。スーパーで購入した北日本の50代女性は美容液が目に入って角膜潰瘍を発症し、手術したという。

 まつ毛美容液は、まつ毛の生え際に塗る化粧品。張りや艶などの効能をうたうことはできるが、育毛効果をうたうことはできない。相談の多くがネット通販で購入した製品だったため、国民生活センターが5~7月に18社の計20製品を調べたところ、5製品が頭髪用として医薬部外品の承認を受けたもので、まつげ用としては認められていなかった。また、別の9製品は育毛効果をうたっていた。

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