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盛り土防災、財源の壁 危険度判定、わずか26自治体

東日本大震災で地滑りを起こした盛り土造成地=福島市伏拝で2011年4月11日、釜井俊孝・京都大防災研究所教授撮影

 約3万カ所、600平方キロ超に上る大規模盛り土(もど)造成地。都市圏に人口が流入した高度経済成長期に各地で造られたが、大地震で地滑り被害が相次ぎ、専門家は「遅れてきた公害」と警鐘を鳴らす。国は2006年に防災制度を整えたものの、対策は進んでいない。【畠山哲郎、宮崎隆】

 辺り一面に広がった岩混じりの赤土で家は埋まり、煙が立ち上った。1995年の阪神大震災で兵庫県西宮市仁川百合野町は、100メートル四方の斜面で計10万立方メートルの土砂が崩落、34人が亡くなった。

 「今でも人災やと思っとる」。めい(当時49歳)を亡くした同県宝塚市の新谷敷和美(ふとみ)さん(83)は悔しがる。宅地の上方に浄水場が建設された際に盛り土された斜面が崩落し、住宅をのみ込んだからだ。

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