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香月泰男

「シベリア・シリーズ」展(山口県立美術館) 極限で見いだした「美」

 <日曜カルチャー>

 自身の従軍、シベリア抑留体験を描いた洋画家、香月泰男(1911~74年)の「シベリア・シリーズ」展が山口市の山口県立美術館で開かれている。同館でのシリーズ全57点の公開は8年ぶりとなる。

 戦後の日本洋画界に大きな足跡を残した香月は山口県三隅町(現・長門市)出身。東京美術学校を卒業後、美術教員となり、26歳で山口県立下関高等女学校に赴任した。3児に恵まれ、画業でも文展で特選に入るなど公私ともに順調だった42年、31歳で召集令状が届く。配属先の旧満州(中国東北部)のハイラル市では実際の戦闘に遭遇しないまま敗戦を迎えたが、その後、捕虜として2年間のシベリア抑留生活を余儀なくされた。47年の復員後から死の直前まで自らの体験を作品化したのが油彩連作の「シベリア・シリーズ」だった。

 今展では、シリーズの素描や習作なども展示し、制作過程の一端がうかがえる。また、シリーズの特徴ともい…

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