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がんドクトルの人間学

危機管理能力を磨く=山口建(県立静岡がんセンター総長)

 人間には、我が身に及ぶ危険を察知し、それを回避し、あるいはできるだけ軽く済ませるための危機管理能力が備わっています。その多くは、自らの過去の経験や親からの口伝えで学んだもので、それは動物も同じです。

 例えば、小さな子どもが室内や道路で走り回っていれば、親は「危ないからやめなさい」と注意します。子どもは、「危ない」という言葉の意味を実感できませんが、親が真剣に注意していることはわかるので、その時は言うことを聞くでしょう。しかし、その後、同じように走り回って危ない目にあうこともあります。事故を直前に回避したり、あるいはけがをしたりした後は、その体験が一生、身について回り、危機管理能力は著しく向上します。

 人間の場合、自ら体験していなくても、周囲の忠告や学校教育、あるいはマスメディアからの情報によって、…

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