日航機墜落事故34年 慰霊登山続ける大川小遺族

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
御巣鷹の尾根にある「昇魂之碑」の前で行われる慰霊式典でシャボン玉を吹き、亡き人について考える紫桃隆洋さん=2017年8月12日午前10時31分、神内亜実撮影
御巣鷹の尾根にある「昇魂之碑」の前で行われる慰霊式典でシャボン玉を吹き、亡き人について考える紫桃隆洋さん=2017年8月12日午前10時31分、神内亜実撮影

 520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故は12日で34年を迎える。墜落現場の群馬県上野村「御巣鷹(おすたか)の尾根」に、東日本大震災の津波で宮城県石巻市立大川小5年だった次女千聖(ちさと)さん(当時11歳)を亡くした紫桃(しとう)隆洋さん(55)が慰霊登山をしている。「御巣鷹の尾根は、命について考える特別な場所なんです」。癒えることのない悲しみの中で、日航機事故の遺族たちの歩みを重ねている。【神内亜実】

 紫桃さんが初めて御巣鷹の尾根に登ったのは震災2年後の2013年8月12日だった。「なぜ娘は命を落とさなければいけなかったのか」。心を整理するために、何かきっかけを見つけたかった。前日の夜、石巻市の自宅から車で何時間もかけて上野村にたどりついた。墜落事故との直接の縁はない。「大切な場所に足を踏み入れていいのか」。不安もあった。

この記事は有料記事です。

残り619文字(全文995文字)

あわせて読みたい

注目の特集