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スミレの香り

/75 馳星周 画 田中靖夫

「おまえの挑発に乗ってたまるか」

 柴田は鼻から息を出し、わたしに背を向けた。振り返りもせず立ち去った。

 わたしは足下に唾を吐いた。自分が腹立たしい。

 例のコンビニに足を向け、雑誌売り場で車雑誌をめくった。ここからなら、インペリアルハイツのエントランスを辛うじて目視できる。

 普段はコンビニに長居することはないし、雑誌の立ち読みなどまずしない。キャンピングカーでの流浪の旅人を気取ってみたところで、結局はお釈迦(しゃか)様の掌(てのひら)の上の孫悟空ではないかという気分にさせられるのがコンビニだからだ。

 日本全国どこへ行っても、その佇(たたず)まい、インテリア、商品構成はほぼ変わらない。こんなものがど…

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