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私の記念碑

表現者たちが転機になった一作を語ります。

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歌手 五木ひろし/2 プロ人生かけた歌番組

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全日本歌謡選手権で優勝した(C)読売テレビ
全日本歌謡選手権で優勝した(C)読売テレビ

 レコードデビューを果たし、「さあ、これから」という時に、師匠の上原げんとが心筋梗塞(こうそく)で急死する。「昭和40(1965)年8月13日の金曜日でした。当時、作曲家と門下生の関係は強く、レコード会社からのバックアップもあった。大きな後ろ盾を失いました」。デビュー3カ月後の悲劇。シングルを相次いで出すも芽が出ない。「あのころ、すべてのレコード会社で年間計500人ほどがデビューしました。新人イチオシですから、その年に売れなかったら置いていかれる。レコードを出せばスターになれると信じていましたが、うまくいかないと知りました」

 前座を務める日々。コロムビアを離れ、ポリドールから一条英一という名で再デビューするもパッとせず、所属プロダクションもつぶれてしまう。背に腹は代えられず、銀座や赤坂のクラブで弾き語りを始めた。

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