写真展

命の尊さ伝えたい 鹿児島8・6水害体験の市職員企画、二つの被災地つなぐ 東日本大震災で姉亡くした12歳の作品展示

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
姉愛梨さんの遺影の前に弁当やお菓子を広げて撮った作品。タイトルは「おなかいっぱい」=主催者提供
姉愛梨さんの遺影の前に弁当やお菓子を広げて撮った作品。タイトルは「おなかいっぱい」=主催者提供

 1993年に鹿児島市を中心に48人が犠牲になった「8・6水害」で子供2人の死を目の当たりにした同市職員、山内博之さん(42)が企画する写真展が13日、同市で始まった。展示しているのは、宮城県石巻市の12歳の少女が東日本大震災で亡くなった姉を思って撮った遺品や風景の写真。山内さんは災害で奪われた小さな命を重ね「災禍を繰り返さないために家族で話すきっかけにしてほしい」と願う。【菅野蘭】

 8・6水害では、鹿児島市中心部の甲突(こうつき)川などが氾濫し、市街一帯が冠水。至る所で土砂崩れや土石流が起きた。高校生だった山内さんは自宅を出て「子供が土砂崩れに巻き込まれた」と泣き叫ぶ女性に遭遇。119番が不通だったため、周囲に知らせて自分たちも救助に加わった。

この記事は有料記事です。

残り628文字(全文955文字)

あわせて読みたい

ニュース特集