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日航機墜落事故34年 「生きていたら60歳…」埼玉の遺族が息子家族と初の慰霊式参列

追悼慰霊式に参加した原忠臣さん(手前)は、長男の信一さん(右端)や家族に囲まれ、終始にこやかな表情だった=群馬県上野村で2019年8月12日午後5時38分、坂根真理撮影

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 520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から34年となった12日、追悼施設「慰霊の園」(群馬県上野村)には、乗客で日航職員の白井まり子さん(当時26歳)を失った父・原忠臣さん(89)=埼玉県入間市=の姿があった。メキシコ在住の長男信一さん(64)一家も一時帰国し、家族6人で迎えた初めての追悼慰霊式となった。

     34年前。白井まり子さんの遺品から見つかった日航機の運航表の余白には、「恐い 恐い 恐い 助けて 気持ちも悪い 死にたくない」と書かれていた。揺れる機体の中で、悲痛な叫びをつづった娘の心中を想像すると、今もつらくてたまらない。

     忠臣さんは「僕の人生のシナリオに(事故は)無かったから。生きていたら60歳。『なんで……』って、ただそれだけです」と、静かに涙を拭う。

     自宅を売却し、今年1月から老人ホームで暮らす。足腰が弱りつえを手放せない。もう墓標まで歩けないが、欠かさず追悼慰霊式に参列。御巣鷹山の登山口で冥福を祈ってきた。

     当時を知る遺族は高齢化し、御巣鷹山へ足を運ぶことが難しくなっている。チャーターバスで現地に来た忠臣さんは「これからも来られるように」と、20歳になった孫に運転免許の取得をお願いした。

     忠臣さんの車椅子を押しながら、信一さんは「生き残るか死ぬか、期待と不安を行ったり来たりしていた妹が一番悔しいだろう。今回ようやく家族そろって来られた。来年も来たい」と話した。【坂根真理】

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