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ヒグマ襲撃の恐れも 札幌市が墓参自粛の呼びかけ 看板も設置 出没が相次ぐ

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札幌市南区の住宅街で目撃されたヒグマ=8日午前2時ごろ、北海道警提供

 札幌市は13日、お供えものなどを狙うヒグマに襲撃される恐れがあるとして、同市南区にある墓地への墓参りを自粛するよう異例の呼びかけを市民に行い、看板も設置した。墓地周辺の住宅街で8月に入り、成獣のヒグマが連日現れ、人の生活時間帯にも滞在するようになったため。市は2016年度策定の「さっぽろヒグマ基本計画」で危険度(4段階)が2番目に高い「段階2」に当たると初めて判断し、猟銃による駆除も容認した。

札幌市が藤野地区の墓地に設置した看板。「墓参自粛」は市のホームページなどで呼び掛けた=札幌市提供

 市によると、札幌のヒグマの目撃は4月から今月12日までに158件と、昨年度の137件をすでに超えた。このうち南区が9割以上を占めており、今月2日以降、同区の簾舞(みすまい)と藤野両地区で夜間から未明にかけて出没が相次いだ。

 このヒグマは同じ個体の体長約1.3メートル、雌の成獣とみられる。家庭菜園に侵入して数十本のトウモロコシを食い荒らし、パトカーのサイレンにも逃げない様子が確認された。市は付近の山林に2基の箱わなを仕掛けたが、捕獲できず、12日には出勤時間帯の午前8時まで市街地にいたため、安全が確保できる日中の発砲に限って猟銃使用を認めた。

 ヒグマは国内では北海道だけに生息し、本来は人への警戒心が強い。しかし、ヒグマの生態に詳しい北海道立総合研究機構・環境科学研究センターの間野勉・自然環境部長は、山間部で宅地開発が進むなどした結果、住宅地を食べ物を探すエリアと認識する個体が出てきたと指摘する。

 間野さんは「問題は市街地に侵入してくる個体をコントロールするノウハウがないこと」とした上で、「ここ数日で更になれていると感じる。人命に関わる被害が出てからでは遅い」と警鐘を鳴らした。【真貝恒平、土谷純一、澤俊太郎】

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