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論点

芸能人と芸能事務所

有川寛・元読売テレビプロデューサー

 吉本興業の芸人が反社会的勢力から金銭を受け取っていた「闇営業」問題を機に、芸能人と芸能事務所の関係に注目が集まっている。移籍したタレントの出演に関し、元の所属事務所がテレビ局に圧力をかけていた疑いも浮上した。日本の芸能界特有の慣行や、今後の芸能人と事務所のあるべき姿を考えてみた。

生かすも殺すも事務所次第 有川寛・元読売テレビプロデューサー

 宮迫博之君が記者会見で涙を流しているのを見た時、何でこんなことになったのか、事務所に相談できる人はいなかったのか、と驚いた。それだけに直後の会見で、吉本興業の岡本昭彦社長が口にした「ファミリー」という言葉には違和感を感じた。本当にファミリーなら、宮迫君たちの会見は開かれなかったはずだからだ。

 創業107年の老舗・吉本興業には、かつて確かに「ファミリー」という空気があった。寄席経営からスター…

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