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大関の不振が目につくなかで名古屋場所では4人そろって休場した。4大関が土俵から姿を消したのは昭和以降では初めての珍事だった。
貴景勝は初日からの休場で陥落が決定。栃ノ心に加えて豪栄道まで黒星先行で途中休場。残った高安もなんとか勝ち越しを決めたものの白鵬戦を前にして脱落した。横綱とともに優勝を争う地位なのだが、2017年初場所の稀勢の里以来、大関陣は賜杯を手にしていない。
貴景勝は新大関だった夏場所の御嶽海戦で押し込めず組んでから右膝を痛めた。「押し相撲が組んで出ると変なところに力が入ってけがをする。いまはみんな体が大きくなっているからけがはひどくなるし、治りにくくなる」と鳴戸親方(元大関・琴欧洲)。見立て通りになってしまった。栃ノ心、豪栄道は古傷の再発。高安は左肘の靱帯(じんたい)断裂の重傷だった。左を差しにいって玉鷲に思い切り振られた。「棒差しに出たら簡単に玉…
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