メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

特攻

兄の心知る 遺稿の短歌180首余

写真を見ながら特攻で戦死した兄久夫さんについて語る山下直昭さん=兵庫県宍粟市で3日、岡崎英遠撮影

 特攻で戦死した兄は勇ましい辞世の歌を詠んだ。けれど、その直前、家族を思う歌も残していた。それから74年。「兄は、死を目前にどんな思いでいたのか。悲劇を二度と繰り返してはならない」。兵庫県宍粟(しそう)市の山下直昭さん(76)は訴える。【岡崎英遠】

 山下さんと、20歳離れた長兄の久夫さんは、現在の兵庫県たつの市の農家で生まれ育った。末っ子の山下さんの名付け親は、当時、関西大予科に在籍していた久夫さん。勉強ができて家族思いで、両親にとって自慢の息子だった。

 しかし、戦局の悪化に伴って文科系学生の徴兵猶予が取り消され、久夫さんは1943年12月、海軍に入隊。45年4月28日、鹿児島の第二国分基地から神風特別攻撃隊の一員として九九式艦上爆撃機で沖縄方面に出撃し、帰らぬ人となった。22歳だった。

この記事は有料記事です。

残り582文字(全文930文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 国民1人当たり10万円給付など 国民民主の緊急経済対策案判明

  2. 小6児童、いじめで同級生らに現金10万円超渡す 第三者委設置 大阪・守口

  3. 「セブン-イレブン豊中新千里南町店」の従業員が新型コロナ感染 12日夕から臨時休業

  4. 東証、1万8000円割れ 3年4カ月ぶり 一時1300円超下落 NY株大幅下げ受け

  5. 関電金品受領問題 後任社長人事にも影響 調査次第で「候補者全滅」も

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです