「終戦の日」の15日、天皇陛下は日本武道館(東京都千代田区)で開かれる政府主催の全国戦没者追悼式に初めて出席される。陛下は即位前から折に触れ平和への思いを明らかにし、遺族らとの懇談などを通じて戦争の傷痕と向き合ってきた。戦後生まれの陛下による式典でのおことばにも注目が集まる。
「広島、長崎、沖縄を訪れ、多くの方々の苦難を心に刻んできました」。戦後70年の2015年、陛下は誕生日に伴う記者会見でこう述べた。幼い頃から上皇ご夫妻から戦時中の話を聞き、広島や長崎、沖縄などで犠牲者を追悼してきた。
皇太子時代の1992年、献血関連の行事で広島を訪れた際に広島赤十字・原爆病院を慰問した。被爆入院患者らを「お具合はどうですか」などといたわった。看護副部長だった阿部直美さん(74)は「体を起こせない患者さんには腰を落として声をかけていた」と振り返る。
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