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終戦74年 日本遺族会に時代の壁 会員減少、慰霊碑維持もできず

遺族会の解散に伴い、戦没者名を記した木札がすべて取り出された忠霊塔。元会長の松永さんは「会員が高齢化してやむを得なかった」と話した=福岡県糸島市高祖で、平川昌範撮影

 太平洋戦争などで亡くなった軍人、軍属の妻や遺児らでつくる国内最大の遺族団体「日本遺族会」。支部に当たる都道府県の遺族会アンケートからは、会員減少で従来の活動ができなくなるなど深刻な状況が浮かび上がった。遺族補償の要求を通じて政治への影響力を持ち続けてきた経緯を背景に会員規模を明らかにしない遺族会もあるが、終戦から74年がたち、遺族会は岐路にさしかかっている。【平川昌範】

 「解散は苦渋の選択でした」。福岡県糸島市の忠霊塔前で「怡土(いと)校区遺族会」の会長だった松永啓志郎さん(77)は、ため息をついた。同会は会員減に伴って4月末に解散。会が管理していた忠霊塔は崩落の危険があり、工事用ポールで囲まれ、近づけない。

 松永さんは「かつて会員は200人以上いた」と言うが、解散時は122人。高齢化が進み、忠霊塔の維持や管理、会の事務作業などの引き受け手が見つからず、解散に踏み切った。

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