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海風に揺れ涼しげな音色、風鈴回廊 福島・いわき江名

大漁旗の端切れを使うなど色とりどりの風鈴がつるされた「風鈴回廊」=福島県いわき市の江名港で2019年8月13日午後2時34分、乾達撮影

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 東日本大震災の津波で被害を受けた福島県いわき市江名地区の新たな夏の風物詩にしようと、住民有志の団体が13、14日、江名港に設けた木組みのトンネルに風鈴を約850個をつるし、中を歩ける「風鈴回廊」をつくった。震災犠牲者を含めた故人の供養や復興の願いを込めた風鈴が、海風に揺れて涼しげな音色を響かせた。

     盆踊りに合わせて開いたイベント「江名みなと復活プロジェクト」の一環。震災後、地区を離れた住民も多く、にぎわいを取り戻そうと企画した。

     回廊は長さ約40メートル。地元の小学生らが風鈴に絵付けをし、短冊に「みんなが幸せに暮らせますように」などと願い事を書いてつるした。ペットボトル製の風鈴や漁港らしく大漁旗の端切れを使った短冊などいっぷう変わったものや、埼玉県立所沢西高の生徒らが飾ったものもあった。

     同校は震災後の2013年、江名地区近くのいわき海星高が春の甲子園に出場した際にスタンドで吹奏楽応援をするなど、地域への支援を続けてきた。風鈴回廊も、住民が同校との縁から見学した同県川越市の「縁むすび風鈴」を参考にした。江名中1年の片石結菜さん(12)は「海の前で風鈴が揺れる景色は江名ならでは。いろいろな人に見に来てほしい」と話していた。【乾達】

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