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「時報」のアート作品が放送中止 市民から「不快感や違和感」 宮城・石巻

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アート作品の「時報」が流された防災無線のスピーカー=宮城県石巻市で、百武信幸撮影

 宮城県石巻市で開催中の芸術祭「リボーンアート・フェスティバル2019」で、アート作品の一つとして同市内全域で流されていた、音楽家の声を重ねた「時報」が13日、市民の苦情を受け、通常の時報に戻された。

     石巻市内では普段、防災行政無線を通じて午前7時に「恋はみずいろ」、正午に「椰子の実」、午後5時に「家路」のメロディーを電子音で放送している。市は芸術祭を盛り上げようと、3日から9月29日までの会期中限定で、曲は同じながら、音楽家の青葉市子さんが穏やかな声で歌う音楽作品の「時報」に替えて流していた。

     市によると、放送開始から9日までに延べ180件の問い合わせがあり、不快感や違和感から「元に戻してほしい」と求める声も複数あったという。市と実行委や作者、作品を取りまとめるキュレーターが検討し、13日夕から元の時報に戻した。

     キュレーターで美術家の島袋道浩さん、青葉さんとフェスの実行委は連名で「より豊かな音の響きが街の風景に新たな彩りとして溶け込んでいくことを想定し作品を展示した。この作品で違和感や不快感を感じられた方には大変ご迷惑をおかけしました」などとコメントを発表。一方、作品を支持する声もあり、今後、別の形での表現方法を検討するという。【百武信幸】

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