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「父は何故死んで逝かねばならないか」巣鴨プリズン最後の死刑囚 遺書に託す願い

藤中松雄さんの遺書には「戦争絶対反対」「世界永遠の平和」のメッセージが残る=福岡県嘉麻市の碓井平和祈念館で2019年7月25日午前10時34分、飯田憲撮影

 戦争絶対反対と世界永遠の平和――。便箋にしたためられたひときわ大きな文字が浮かび上がる。福岡県嘉麻市出身の旧日本海軍1等兵曹の藤中松雄さんの遺書だ。戦時中、沖縄県・石垣島で米軍捕虜が処刑された「石垣島事件」でBC級戦犯に問われ、巣鴨プリズンで最後に死刑執行された一人。終戦から74年。遺書は今も非戦の願いを発している。

 1945年4月、日本海軍に撃墜されて石垣島に不時着した米B29爆撃機の搭乗員3人が処刑された。島の部隊にいた藤中さんも、上官の命令で米兵を銃剣で突き刺した。

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