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 山口県下関市の関門海峡沿いを歩くと、ビルの隙間(すきま)から見える豪華客船を「動くビル」と錯覚する瞬間がある。海峡を行き来する船舶は各種合わせて1日約500隻。街角の風景に船はすっかり溶け込んでいる。

 だが太平洋戦争末期、海峡は「船の墓場」だった。米軍は日本の補給路を断とうと、日本近海に約1万2000発の機雷を投下。うち、関門周辺だけで…

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