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メディア時評

対立構図より本質を=トミヤマユキコ・東北芸術工科大講師

 「表現」に関わる事件が相次いでいる。アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオが放火され、35人の死者と33人の重軽傷者を出した事件は、表現に対するテロリズムであった。

 そのショックが後を引く中、あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」の公開中止が発表された。理由のひとつとして「ガソリンの携行缶を持ってお邪魔する」とのファクスがあったことが明かされた。京アニの放火を連想させる脅迫内容で、本当に卑劣としか言いようがない。企画展について河村たかし名古屋市長は「日本人の心を踏みにじる」「市民の血税でこれをやるのはいかん」などとコメントした。河村氏が個人的にどう思おうと構わないが、まずは、芸術祭実行委員会会長代行として、企画展の中…

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