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相模原市の障害者施設で元職員が入所者ら46人を殺傷する事件が起き、障害者は不幸だと決めつけるような容疑者の供述が社会に衝撃を与えました。それでも福祉や介護、医療などの現場では、共生を願い、誇りとやりがいを持って当事者のそばに寄り添う人たちがいます。「Stand by you! そばにいるよ」では、これからを担う世代の奮闘を紹介していきます。
体を張ってデータ収集、次は「便意」 排尿予測機器を開発・正森良輔さん(35)
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ヘルスケア系ベンチャー企業の「トリプル・ダブリュー・ジャパン」で技術部長を務める。エンジニアとして「排せつの悩みを少しでも軽くしたい」と、尿意を認識しづらい高齢者や意思を伝えるのが難しい障害者向けに、超音波センサーでぼうこうの変化を検知して排尿のタイミングを知らせる機器を開発した。
大阪大大学院を修了後、大手医療機器メーカー「オリンパスメディカルシステムズ」で内視鏡の設計開発に3年間携わったが、「視野を広げたい」と退社して青年海外協力隊に参加。パプアニューギニアで理数科教師として教壇に立…
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