小泉氏「れいわやN国、真剣に向き合う」 谷垣氏「もう一回所得再分配を」 あるべき政治巡り対談

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対談する谷垣禎一・自民党前総裁(右)と小泉進次郎衆院議員=東京都内で、丸山博撮影
対談する谷垣禎一・自民党前総裁(右)と小泉進次郎衆院議員=東京都内で、丸山博撮影

 自民党の谷垣禎一前総裁と若手の小泉進次郎衆院議員が東京都内の谷垣氏の自宅で、少子高齢化が進む中でのあるべき政治を巡り対談した。毎日新聞が企画し、小泉氏の結婚報道のあった7日に行われた。対談の詳細を紹介する。【聞き手・松田喬和客員編集委員】

あるべき政治とは

 松田 参院選の結果を受けて、どんな政治課題があると思いますか。

 谷垣氏 私の学生時代は佐藤栄作内閣(1964~72年)なんですね。沖縄返還(72年)などをやり遂げたが、長くなると、もう「佐藤辞めろ」という感じがあった。安倍晋三首相も長くなって、どうしてもそういう空気が出てくる。政権を担当している勢力の中に、緊張感の欠如が生じないか。それをどう乗り越えていくか。

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