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「阪神」から「東日本」つなぐ心 8年で800通「ツタエテガミ」=阪神支局・井上元宏

宮城県気仙沼市の復興住宅集会所で神戸からの手紙を入居者に配る畠山輔さん(右)=宮城県気仙沼市で、井上元宏撮影

 阪神大震災(1995年)の被災地・神戸で、2人の女性が全国から手紙を募り、東日本大震災(2011年)で被災した宮城県気仙沼市の被災者に届ける「ツタエテガミプロジェクト」を始めてから、今年7月で8年となった。インターネットでも発信し、これまでにイタリアからの手紙も含め計791通を送った。震災から8年が過ぎた気仙沼では全ての復興住宅が完成する一方、高齢入居者の孤立という、阪神と同じ課題が浮上。現地のボランティアは「心を開くきっかけに」と手紙を配り続けている。二つの被災地をつなぐ心の交流を追った。

 阪神大震災の被災者支援を続けるNPO「よろず相談室」(神戸市東灘区)の事務所。4月上旬、ツタエテガミプロジェクトを主宰する神戸市東灘区の主婦、稲冨歩美さん(32)と大阪府大東市の薬剤師、早瀬友季子さん(31)が、2カ月に1度の手紙の発送作業に取りかかっていた。手紙には宛先は書かず、返信しやすいよう自分の名前と住所を書いたはがきを同封してもらうきまりだ。送られた手紙は、気仙沼市のボランティアが復興住宅などで暮らす被災者に届ける。

 「当初は年200通以上、今でも年60通前後が寄せられ、初めて書く人もいます」と稲冨さん。手紙には「お元気ですか」「毎日歩いているのに太ってしまいました」などと日常生活がつづられている。送り主にお礼状をしたためるのも2人の大事な仕事だ。

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