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マンモス団地・高島平/1 住宅不足、田園を開発 /東京

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オープン前の高島平団地=1971年11月撮影(高島平新聞提供)
オープン前の高島平団地=1971年11月撮影(高島平新聞提供)

 東京の梅雨が平年より8日遅れで明けた7月下旬。板橋区内の都営三田線「高島平駅」の改札を出ると、蝉(せみ)しぐれが降り注ぎ、そびえ立つ団地群が目に飛び込んできた。

 東京ドーム60個分の土地に、14階建て高層棟を含む64棟が林立する「高島平団地」。高度経済成長期の1972年に、「東洋一のマンモス団地」をうたって華々しくオープンした。1万170戸に、最盛期には3万人が暮らしたが、今では人口は半減。高齢化率は5割に達したという。

 荒川水系の河川敷にある一帯は、江戸時代には「徳丸原(とくまるがはら)」の名で、幕府直轄の狩猟場だった。清と英国の間でアヘン戦争が勃発した1841年、砲術家の高島秋帆(しゅうはん)が日本初の西洋式火砲の演習を実施。後に、団地建設を機に命名された「高島平」の由来となった。

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