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送金・決済、サービス乱立 IT参入、変わる業界地図

スマホ決済・送金でサービス乱立

 金融(ファイナンス)分野で最新の技術(テクノロジー)を活用したサービス「フィンテック」を武器に、異業種が送金・決済事業などに参入する動きが相次いでいる。スマートフォンで操作できる手軽さと格安の手数料、きめ細かい商品設計が特徴で、新規顧客を開拓。銀行など既存金融機関は同様のサービスで対抗しつつ、IT企業との提携も模索する。かつてないスピードで地殻変動が進む業界の現状を探った。

 「ランチ代です」。ガス小売りの日本瓦斯(ニチガス、東京都)社員、遠藤友子さん(30)は飲食店で同僚と昼食を終えた直後、スマホアプリの「おくる」ボタンを押し、830円を送金した。利用したのはデジタル通貨「Pring(プリン)」。ランチ代をまとめて払ってくれた同僚に自分の食事代を送金した遠藤さんは「小銭がいらず、便利です」と笑顔で話した。

 フィンテックベンチャー「プリン」(東京都)は昨年3月に送金アプリの提供を開始。法人顧客を開拓し、その社員にも利用してもらう戦略だ。ニチガスは社員への報奨金や経費の支払いでプリンを導入。銀行振込なら1件の送金で数百円の手数料がかかるが、プリンならわずか50円。格安なのは銀行間をつなぐシステムを利用せず、アプリ間の情報のやり取りだけで送金できるためだ。個人間の送金は無料で、セブン銀行の現金自動受払機…

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