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奪われた輝き

京アニ放火殺人事件/上(その1) 光も風も思いも描く

 「うまくなりたい!」。高校からの帰り道。吹奏楽部の練習で重要なパートから降ろされた久美子は、何度もこう叫び、泣きながら夜の橋を駆ける。セーラー服姿を捉える視点は背中から、横から、前からと転換し、背景を織り交ぜながら少女の内面を描き出す。

 吹奏楽で全国大会を目指す高校生を描いた京都アニメーションの人気作「響け!ユーフォニアム」の一場面。舞台は同社が本社を置く京都府宇治市の名所、宇治橋だ。「表情、髪の揺れ方、涙のこぼれ方、全て美しい」「テレビアニメで初めて泣いた」。ファンの間で名シーンと語られる。

 演出を手がけたのは、第1スタジオの放火殺人事件で命を奪われた木上益治(きがみよしじ)さん(当時61…

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