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かつて「就職氷河期」(おおむね1993年~2004年卒)で足止めをくらい、希望を奪われた人たちは現在、30代半ばから40代後半。今も多くが非正規の仕事を繰り返すなど、苦悩を抱え、生き抜いている。
多い転職、少ない賃金…中高年になった氷河期世代 他世代との格差歴然 玄田有史氏
毎日新聞
2019/8/19 07:00(最終更新 8/23 13:56)
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雇用環境が厳しかった1990年代から2000年代にかけて社会に出た「就職氷河期世代」は今、中高年にさしかかっている。この世代の就業状況や待遇などを調べてきた東京大社会科学研究所の玄田有史教授(労働経済学)は「他の世代との格差が歴然としている。00年ごろから予想された事態で、早期の支援の必要性を訴えてきたが、問題は深刻化している」と指摘する。玄田教授に詳しく聞いた。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】
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