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憂楽帳

文学部と「割り屋」

 「もっと役に立つ学部がいいのでは」。高3の夏、大学は文学部志望だと告げると両親は表情を曇らせた。宣言通りに進学したが、上京の日、父は「法学部や経済学部の方が良かった。でも、頑張れ」。ため息交じりだった。

 「文学部は就職に不利」と言われる。根拠のない印象論だと思うが、現役学生には今でも根強いそうだ。ただ、私は思わぬ形で「文学部」の経歴に助けられたこともあ…

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