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和菓子めぐり

伊賀、名張 菓匠 桔梗屋織居 高齢者も安心の大福 /三重

桔梗屋織居の中村伊英さん=三重県伊賀市上野東町で、稲垣淳撮影

 伊賀市上野東町の「菓匠 桔梗屋織居」は、創業が江戸時代初期の老舗だ。松尾芭蕉にちなんだ和菓子「釣月(ちょうげつ)」などで知られるが、4年前からは、高齢者がのどに詰まらせずに食べられる「おかゆ大福」を発売し、全国の介護施設から注文が来ているという。

 店は創業当時から現在の場所で菓子作りを続ける。18代目の中村伊英さん(59)は「藤堂高虎は茶人で、当時は城周辺に何軒もの和菓子店がありました」と話す。店内には慶長12(1607)年と記された銭箱が残り、創業直後のものとみられるという。

 そんな老舗が「餅が好きなお年寄りが、のどに詰まらせずに、安心して食べられる和菓子は作れないか」と考えたのが、おかゆ大福だ。もち米でなく、うるち米と寒天を使った生地であんを包んだ柔らかい大福で、中村さんは「もち米を使わずにあんを包めるように工夫した」という。

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