桜島を眺めながら鹿児島湾沿いの国道220号を走ると、赤を基調としたパステルカラーの外観が目に飛び込んでくる。鹿児島県垂水市牛根麓(うしねふもと)の「マミーズカフェ」。「野菜ソムリエ・マミーの店」の看板通り、新鮮な野菜やフルーツを生かした味が楽しめる人気のカフェだ。
猛暑が続くこの時期の限定メニューの一つ、夏野菜の黒豚カレーを頼んでみた。トマト、ゴーヤーのペーストルーの上で彩りを添えているのが、地元産の野菜の数々。油で素揚げしたゴーヤーやナス、オクラ、カボチャ……。さらにセロリの鮮やかな緑が涼しさとアクセントを演出している。
野菜にこだわるのは理由がある。店主の米永千代美さん(47)は日本野菜ソムリエ協会(東京)が認定する「野菜ソムリエ」で、資格を取ったのは鹿児島県では初めてだったという。「夏野菜は体に必要なビタミン類、カリウムなどがたっぷり。ちょっと苦い味の野菜は猛暑にさらされた体にいいんですよ」と米永さん。自身も、刻んで天日干ししてフライパンで水を飛ばしたゴーヤーをお茶にして飲んでいるのだという。
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