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新型出生前診断 利益大きく無認定急増 「採血だけ」手軽さうたい

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無認定施設で検査を受け、メールに添付され送られてきた結果通知書を見せる女性=東京都豊島区で2019年7月6日、上東麻子撮影(画像の一部を加工しています)
無認定施設で検査を受け、メールに添付され送られてきた結果通知書を見せる女性=東京都豊島区で2019年7月6日、上東麻子撮影(画像の一部を加工しています)

 学会の認定を受けず新型出生前診断(NIPT)を実施する医療機関の9割は、普段妊婦を診察することのない産婦人科以外の診療施設だった。ここ1年で急増したとみられ、「カウンセリングもなく手軽に検査できる」と利用を呼びかける。背景には「命の選別につながる」との議論もある検査を巡る規制が、学会の指針だけという不十分な実態がある。【上東麻子、千葉紀和】

 「全染色体を調べることができます」「採血のみで短時間で終わります」「年齢制限もありません」--。無認定施設のホームページには認定施設よりサービス面で優位であるかのような記載が目立つ。認定施設では、倫理面や検査の精度などから検査する疾患数や妊婦の対象年齢に制限を設けたり、カウンセリングに時間をかけたりしているが、それを逆手に取り利用を呼びかけるところもある。

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