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俳句月評

学び直す新興俳句=岩岡中正

 奇しくも同じ八月号で「俳句」が「いま、なぜ新興俳句なのか」を、「俳句四季」が「新興俳句とは何だったのか」を特集しているが、これらは昨年末の現代俳句協会青年部・編『新興俳句アンソロジー 何が新しかったのか』(ふらんす堂)という新鮮な問題提起をさらに展開するもの。

 昭和六年の水原秋櫻子のホトトギス離脱にはじまり十五、六年の弾圧と戦争で終るこの運動は、その感覚、想像力、抒情性、素材、方法、問題意識で新しく、わが国の俳句における、ういういしい自我と「近代」の曙光。夭折したとはいえ、たしかに戦後から今日に至る現代の俳句の源流。いま再び戦後から戦前への回帰が言われたりもするよく似た閉塞状況の中で、とりわけ若い俳人たちがこの運動に注目する意…

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