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詩歌の森へ

詩の現在と未来へ=酒井佐忠

 今回も野村喜和夫の新著を紹介する。というのも先週のこの欄で「危機を生きる言葉」の見出しで野村の訳著の『ルネ・シャール詩集-評伝を添えて』(河出書房新社)を取り上げたが、その後さらに新著の『危機を生きる言葉-2010年代現代詩クロニクル』(思潮社)が刊行されたからだ。野村は力作の新詩集『薄明のサウダージ』(書肆山田)も出しており旺盛な執筆活動が続いている。

 『危機を生きる言葉』は、2010年代の現代詩の現況を克明に描いたもの。新聞の時評などを中心にした詩…

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