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吉野杉の耐震力「見える化」 シミュレーションソフトを普及へ 奈良の法人

「ウォールスタット」で再現した、木造の建物が地震で損傷するシミュレーション

 木造住宅の耐震性能をアニメーションで示して地震の被害軽減につなげようと1月に一般社団法人「耐震性能見える化協会」が設立され、本部を奈良県川上村に、事務所を東京に置いて活動している。地元産の吉野杉の高い強度を実証する狙いもあり、木材のブランド力向上を目指す。

 協会の代表理事を務める京都大生存圏研究所の中川貴文准教授(43)は同村の出身。木造住宅の損傷や倒壊の状況をアニメーションで確認できるシミュレーションソフト「ウォールスタット」を開発し、無償で公開している。

 パソコン上で三次元の住宅を再現し、柱や壁の種類などを入力して地震動を与えると、実際の住宅の振動台実験のように、家が損壊・倒壊していく様子が目で確認できる。阪神大震災など過去に起きた地震や、今後予想される南海トラフ巨大地震など、あらゆる地震に対する検証が可能という。

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