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登山者上着にQRコード 遭難時の捜索容易に 近大チームが実用化目指す

QRコードがプリントされたシャツをまとい、至近距離からのレーザー照射を受ける前田佳伸教授=奈良市中町の近畿大・奈良キャンパスで2019年7月30日、大川泰弘撮影

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 遭難者救助もQRコードで――。近畿大(東大阪市)の研究チームが登山者にQRコードをプリントした特殊な上着を着用してもらい、上空から探しやすくするシステムの開発を進めている。既に約300メートル離れた位置のQRコードの読み取りに成功し、近い将来の実用化を目指す。

 使用するQRコードは1辺約11センチ。照射された方向に光をはね返す「再帰性反射」の素材でプリントする。車のライトで光る道路標識などと原理は同じで、強力なレーザーサーチライトを当てて読み取る。

 実際の探索では、発光機をヘリコプターに積み、上空から各方向に照射。はね返ってきた光で遭難者を見つける。QRコードに、事前に名前や性別などを登録しておけば人定も可能だ。ライトの光の色を変えれば、昼間でもQRコードからの反射を読み取ることができるという。

 システムは理工学部と農学部のチームが開発。リーダーの前田佳伸・理工学部教授は「技術的には導入可能な段階に来ており、いかに広めるかが課題。多くの人にQRコードがついた衣類を着て山に登ってもらい、ヘリにレーザーサーチライトを載せる態勢が必要になる」と話す。

 将来的には、発光機を小型化し、ドローンを活用したシステムの開発も目指す。ただ現時点では発光機が重く、ドローンの飛行時間も短いなど、克服すべき課題が多いという。【大川泰弘】

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