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あした元気になあれ

「三十一文字の統失症」=小国綾子

キナコモチコさんの初の歌集「三十一文字の統失症」の電子書籍の表紙

 <対話する幻聴(おまえ)なんかに負けないと絞る勇気はグリコ一粒>

 「キナコモチコ」という筆名で、15年来の若い友人(33)が短歌集「三十一文字(みそひともじ)の統失症」を電子書籍として出版した。20歳で統合失調症と診断され、今は作業所に通うかたわら、短歌やイラスト、漫画で心のうちを表現している。

 最初に知り合ったころ、彼女はまだ18歳の女子高生。リストカットなどの自傷行為の取材をしていた私の新聞記事に、長い長い手紙をくれた。彼女の自傷行為はその後、激しさを増し、精神科の処方薬の大量服薬を繰り返しては病院に担ぎ込まれる20代を経て、27歳のとき、今の恋人と出会った。

 脳性まひの彼は、彼女の左腕に残る自傷痕にひるむことも、あわれむこともせず、存在を受け止めてくれたと…

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