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京都市左京区の京都大吉田キャンパスの一角で7月、博士号取得後のキャリアパスに関する講座が開かれていた。講師は高い専門性を持ちながらもアカデミア(大学・研究機関の教員・研究者など)以外の道を歩む理系の博士人材で、対象は京大大学院生命科学研究科の博士課程の院生だ。研究の合間を縫って20人ほどが参加し、「先輩」の経験談に耳を傾けていた。
最先端のバイオサイエンスをリードする京大大学院生命科学研究科ではここ数年、博士課程進学者の減少が課題となっている。新卒採用が圧倒的多数の日本では、博士人材は「専門性が高いが視野が狭く扱いにくい」「年齢が高く給料も高い」などの先入観を持たれがちで、一般企業への就職が難しい。アカデミアの受け皿も足りないとなれば、博士課程進学は敬遠されてしまう。講座は博士号取得後の多様なキャリアの選択肢を紹介すること…
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