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戦後「象徴」手探り 拝謁記「君主」にじむ

昭和天皇を巡る経緯

 初代宮内庁長官の田島道治が終戦後に昭和天皇とのやり取りを詳細に記していた「拝謁記」と題されたノートや手帳には、揺れ動く昭和天皇の思いが書き込まれていた。資料の正確性は今後の検証に委ねられるものの、その内容からは昭和天皇の戦争への率直な思いや、新憲法で規定された象徴天皇のあり方を模索する姿が浮き彫りになった。【栗原俊雄、野口武則、山田奈緒】

 1947年5月3日に施行された日本国憲法は天皇が政治に関与することを制限したが、「拝謁記」によれば昭和天皇は田島元長官に対して内々には政治的発言をしばしば行っていた。

 53年3月12日には、政界について「真ニ国家の前途を憂うるなら保守ハ大同団結してやるべき」などと述べた。国政で、保守陣営が分裂していたことを指すとみられる。田島元長官は「新憲法でハ違反ニなります故、国事をお憂へなりましても何も遊ばす事ハ不可能であります」といさめている。

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