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アスリート交差点2020

東京五輪を目指す選手のリレーコラム「アスリート交差点2020」。柔道の阿部一二三、詩の兄妹▽卓球の伊藤美誠▽サッカーの大迫敬介▽バドミントンの奥原希望▽カヌーの羽根田卓也▽陸上の山県亮太▽ソフトボールの山田恵里▽競泳の渡辺一平――の各選手が競技へのこだわり、近況などを率直な言葉で伝えます。

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アスリート交差点2020

己と向きあう ライバル意識持ち続け=バドミントン・奥原希望

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奥原希望=和田大典撮影
奥原希望=和田大典撮影

 19日から世界選手権(スイス・バーゼル)が始まりました。私は「絶対王者」を目指していますが、今大会の男子シングルスで2連覇を狙う桃田賢斗選手(NTT東日本)は勝負強く、勝つべき時に勝つ希少な選手です。今回は、同学年の桃田選手の話をします。

 桃田選手は、バドミントンへの思いが熱いです。休憩中でもコートが空いていたら打っていますし、練習後も気になる点があると、ひたすら同じショットを続けています。フットワークでも常にステップを踏んで細かく動いているので、他の人よりも息が上がる。コート上で誰よりも自分を追い込んでいます。私が、日本代表の選手内でアドバイスを求めるのは桃田選手だけです。バドミントンについて最もよく考えていて、真っすぐに向き合ってくれます。

 桃田選手は「見ているだけでは何がダメなのか分からない。相手の球を受けるから、どこを直したらいいか感じ取ることができる」という考え方です。全体練習後に打ち合ってもらった上で助言をもらいます。特に昨年は回数が多く、代表合宿のたびに1回はやりました。頼むと、口では「またか」と言うのですが、どれだけ疲れている時でも断らず、とことん付き合ってくれます。

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