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「命」テーマに講演会開催へ 尼崎脱線事故被害者、縁続く乗客宅で

講演会に向けて打ち合わせをする(左から)浅野千通子さん、小椋聡さん、朋子さん夫妻=兵庫県宝塚市で、平川義之撮影

 乗客106人が死亡した2005年4月のJR福知山線脱線事故で瀕死(ひんし)の重傷を負い、心の病にも苦しんだ浅野(旧姓・宮崎)千通子さん(41)=兵庫県宝塚市=が24日、「命」をテーマに講演する。会場は、事故の際に偶然、同じ車両に乗り合わせ、助けを求めた小椋聡さん(49)の同県多可町の自宅だ。事故後14年を経ても不思議な縁で結ばれた2人は「講演が、人生に行き詰まっている人たちへのエールになれば」と話す。【生野由佳】

 浅野さんはあの日、最も多くの犠牲者を出すことになる列車2両目に乗車した。事故で車両は「く」の字の形に曲がり、何人もの乗客が重なり合うように倒れて浅野さんはその下敷きに。わずかに首から上だけが動かせ、「死」という言葉も頭をよぎった。その時、車外に出ていた1人の男性と目が合った。

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