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私だけの東京・2020に語り継ぐ

人類学者・川田順造さん 「くつろぎ」があった深川

 僕は若い頃、自分の故郷、出自などは捨て去りたいと思っていました。東京・深川の米問屋に生まれた自分など、卑小な江戸の小市民文化の端くれ、退化したしっぽのようなものだとみなしていたからです。文化とか人間の生き方を一種、理想化してみるところがあったものですから、歴史の陰影がある京阪に比べると、江戸・東京の文化など野卑で浅薄なものとみなしていました。僕の家は東京と言っても、神田、日本橋とは違う、いわゆる「川向こう」の低湿地帯、深川でしたので、そんな過去は無にして、忘れてしまいたいと思っていました。

 長じて僕はフランスの大学から西アフリカに派遣され、サバンナに暮らすモシ族を研究対象にしました。のべ…

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