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ニッポンへの発言

キーワード 女優のん、「私の恋人」の輝き!=中森明夫

舞台「私の恋人」の一場面。(左から)渡辺えり、のん、小日向文世=撮影:写真家の二石友希

 酷暑の8月7日、昼下がり、電車を乗り継いで東京都東大和市へと行った。汗ダラダラで駅から市民会館のホールへ向かう。暑さに弱い私は死にそうになった。いや、それでも行かねばならない。絶対に。そう、女優のん、の初舞台を観(み)るために!

 「私の恋人」のプレビュー公演だ。渡辺えりの脚本・演出で、渡辺と小日向文世、のんの3人の舞台である。原作は上田岳弘の三島由紀夫賞受賞作。上田は今年、芥川賞を受賞した現代文学の俊英である。世界文学の最先端の水準で言葉を操り、魅力的な物語を紡ぐ。

 旧石器時代の洞窟で未来のテクノロジーを予見する始源の人類である1度目、ナチスの収容所で理想の恋人を思念しつつ死を待つユダヤ人の2度目、この2人の記憶を持つ30代半ばの男は、現代の東京に生きる3度目の生まれ変わりだという。この男の前にキャロライン・ホプキンスという苛烈な過去を持つ美しい“私の恋人”が現れて--。10万年もの時間を自在に往還し、地球上をぐるりと周回する。破天荒かつ気宇壮大なこの物語を…

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