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9月20日開幕のW杯日本大会まで1カ月。ラグビーは多様性が尊重される。「ONE TEAM」として結束する各国・地域の現状を追った。

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ラグビーW杯 開幕まで1カ月/1(その1) 多様なルーツ強みに 日本代表・リーチ主将

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「パシフィック・ネーションズカップ」の米国戦前、チームメートと君が代を歌うリーチ・マイケル(右端)=フィジー・スバで2019年8月10日、藤井達也撮影
「パシフィック・ネーションズカップ」の米国戦前、チームメートと君が代を歌うリーチ・マイケル(右端)=フィジー・スバで2019年8月10日、藤井達也撮影

 潮の香りが漂う夕暮れのスタジアムは、蒸し暑さを感じさせた。南太平洋の島国、フィジーの首都スバで10日に開かれたラグビーの国際大会「パシフィック・ネーションズカップ」の米国戦。日本代表主将のリーチ・マイケル(30)=東芝=は試合前に君が代が流れる中、さまざまな国で生まれた選手たちと肩を組み、眼光に鋭さを宿した。ラグビーは代表資格に国籍を条件とせず、日本の先発メンバー15人のうち8人は海外出身が占めた。リーチは多様性のある日本の象徴だ。

 スタンドでニュージーランド(NZ)出身の父コリンさん(62)、フィジー出身の母イバさん(59)や親族約50人が見守った。2トライを奪って34-20での勝利に貢献し、リーチは「今年のハイライト」と胸を張った。5年ぶりの優勝に導いた息子の姿に、イバさんは「日本の人々、文化に触れて彼は成長した。もうすっかり、ジャパニーズボーイね」と体を揺らして喜んだ。

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